【日本アクティブ・ラーニング学会 第8回全国大会】【AI時代の教育学会 2023年度第2回研究会】報告及び【AI時代の教育学会2024年度活動概要】

研究会委員:津下哲也(姫路大学)

1.【日本アクティブ・ラーニング学会第8回全国大会】【AI時代の教育学会2023年度第2回研究会】報告
 2024年3月24日(日)、聖徳学園中・高等学校にて、【AI時代の教育学会 2023年度第2回研究会】を、対面とオンラインのハイフレックス開催いたしました。対面及びオンラインあわせて約30名の方のご参加を得て、無事終了することができましたことをご報告させていただきます。

 「AI 時代の ID(インストラクショナルデザイン)」 をテーマとし、AI時代の教育の在り方を考える発表や議論が行われました。赤堀侃司氏(本学会前会長)のミニレクチャーでは、AIの歴史や人とAIの違いといった視点から、人には共感力や非認知能力といった資質・能力が必要となることを、具体的な先行研究の例を根拠にご講演いただきました。その後、A分科会と、B分科会の2つの分科会に分かれて研究発表が行われました。A分科会では、英語教育と自立性(永野篤氏、聖和学園短期大学)、計算技能と適応学習(津下哲也氏、姫路大学)、図画工作科と生成AI(鈴木秀樹氏、東京学芸大学附属小金井小学校)、情報科と生成AI(安藤昇氏、青山学院中等部)、といった、教科教育を軸にAI技術に関連する発表が行われました。B分科会では、生成AIとリフレクション(安井政樹氏、札幌国際大学)、教育と生成AI(佐藤雄太氏、株式会社みんがく)、生成AIと日本語教育(伴野崇生氏、社会構想事業大学)、インストラクショナルデザイン(鈴木秀顕氏、松蔭大学)、といった教育におけるAIの活用に関する発表が行われ、活発な議論を得ました。 AIが進化する中における「教授」「学習」の在り方について専門的かつ実践的知見からのご発表や議論は、今後の研究における示唆をいただくことができたと考えます。

 本研究会はAL学会の全国大会実行委員の皆様の多大なるご協力をいただくと共に、本研究会の委員、事務局の皆様のご協力で実施することができましたことを申し添えます。今後の本学会の益々の発展を祈念しつつ、皆様の2024年度研究会へのご参加をお願い申し上げます。

2.【AI時代の教育学会2024年度研究会活動概要】
 研究会は、当該研究分野に関しての講演会やシンポジウム、会員による研究発表会を行い、会員相互の研鑚に資することを目的としています。
 2024年度研究会の開催につきましては、学会のWebサイトにてご案内をさせていただきます。積極的なご参加をお願い致します。

◆第1回研究会 オンライン開催
 2024年6月 講演及びシンポジウム

◆第2回研究会 AL学会との合同開催
 2025年3月 研究発表会

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