AI時代の教育学会2024年度第1回研究会報告

研究会委員会 担当:新谷洋介(金沢星稜大学)
研究会委員長:佐藤幸江(放送大学)

 2024年7月6日(土)、AI時代の教育学会2024年度第1回研究会をオンラインにて開催いたしました。

 約80名の方々の参加を得て、無事に終了することができましたことをご報告させていただきます。
 本研究会では、AIが進化する中において、どのような資質・能力の育成、どのような「学校」「授業」「学習」あり方が考えられるのか、その際の配慮点は、等々専門的かつ実践的知見を深めていきたいと考え「学校と生成AI」をテーマに設定いたしました。
 講演においては、「『生成AIを教育場面で扱うまえに』〜デジタル・シティズンシップの視点から考える〜」をテーマに豊福晋平氏(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授)にご講演をいただきました。参加者との質疑応答もチャット等を通じて活発に行われ、デジタル・シティズンシップの観点からこれらの課題について考える機会になりました。
 パネルディスカッションにおいては、「学校における生成AIの活用と配慮点」をテーマに、赤堀侃司氏(東京工業大学名誉教授、(一社)ICT CONNECT21会長、本学会名誉会員)によるコーディネートのもと、3名のシンポジストより情報提供をいただきました。田中達彦氏より企業の立場からの知見、山本純氏より行政の立場からの知見、中里彰吾氏より学校全体の取り組みについての知見と、様々な立場からの情報が共有できる機会となりました。また、参加者からの質問やご意見が多数出され、興味関心の高さを伺うことができました。そして、赤堀侃司氏に総括をいただき、実りの多いセッションとなりました。
 最後になりましたが,本大会は研究会委員会の委員の先生方、AI時代の教育学会事務局他多くの皆様のご協力で実施することができましたことを申し添えます。今後の本学会の益々の発展を祈念しつつ、皆様の第2回研究会へのご参加をお願い申し上げます。


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